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スターバックスの店舗網と日米の差異 [海外事情]

(前に買いた記事を改訂)
日本では勘違いされている面が多いが、アメリカのスターバックスの店舗数は日本など海外店舗に比べて、桁外れに多い。何しろ全米で10000店舗を超えているわけだ。シカゴオヘア空港あたりじゃ、搭乗口(100以上あるわけだが)いくつかごとに売店があるほどだし、郊外のSCでもちょっとした規模の所には必ずある。だから元々、おしゃれ感なんてとっくに消滅している。
確かにアメリカの国土が広いのは事実だが、別に中西部の大平原や砂漠の真ん中に店舗を構えているわけではない。広い国土でも人の集まるところは限られているし、人口は3億人もいるわけではない。
日米の人口比を考えれば、日本にもスターバックスは4000店舗、つまりマクドナルド以上の店舗数が要請されるが、そこまでの店舗数は日本にない。そのくせ意外と日本のスターバックスは店舗を地道にスクラップしている。けっきょく盛岡なんて駅前とイオンの巨大ショッピングセンター内にしか店舗が残らなかった。

日本とアメリカの消費文化は似ているようでいて、大量消費の部分がけっこう食い違っていることが多い。それは日本文化の固有性だけでは説明できない部分が多い。
アメリカではホンダのアコードとシビックが先月1ヶ月だけでおのおの4万台近く販売された(5月なんてシビックだけで53000台も売れた)ので、人口比を考えれば日本では1万五千台か1万台は月に売れなくてはおかしいが、実際にはその十分の一も売れていない。
まあドイツでVWゴルフはともかくベンツEクラスが月に1万台近くも売れているのは、タクシー需要とはいえ日本から見ると驚異的な台数ではある。
(まあ日本では軽自動車という巨大な市場があることを忘れがちだ)

http://jp.ibtimes.com/article/biznews/080702/21079.html
米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は1日、2009年内に米国内の600店舗を閉鎖すると発表した。米経済の減速と、急速な拡大戦略による収益の悪化に対処するもの。 同社は、閉鎖対象となる具体的な店舗は明らかにせず、全国の店舗が対象になっているとだけ説明した。閉鎖される店舗の70%は、2006年度以降にオープンした店舗だという。 同社広報によると、店舗の閉鎖によって、同社の全従業員の7%にあたる約1万2千人が影響を受ける。大半の従業員は近隣の店舗に移籍するが、人員削減の規模については正確に把握していないという。同社は退職費用として800万ドルを試算している。同社は、店舗閉鎖の関連費用が最大3億4,800万ドルになると予想しており、そのうちの2億ドルは4-6月期(第3四半期)に計上する。同社は6月末に4-6月期決算を発表する。 Pete Bocian最高財務責任者(CFO)は電話会見で、閉鎖対象の店舗がしばらくの間、社内の監視リストに入っていたと説明した。これらの店舗は収益性が低く、今後も改善が見込めないもので、大半は既存の店舗に近接した場所に開店されていたという。 複数のアナリストは、スターバックスの米国における爆発的な拡大が、市場の飽和という形で最終的に同社に打撃を与える可能性を指摘していた。

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