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豚インフルエンザ問題と航空機検疫 [航空]

今日になってフェーズ4になったわけだが、注目すべきことはレベルではない。
アメリカ合衆国とメキシコが実質的に同じ扱いをされるようになったことである。
厚生労働省がそのような決断を取った背景には、EUがメキシコだけではなくてアメリカへの渡航自粛勧告を出すという事実があったものと思われる。世界の航空需要の半分近くを占めるといわれる(おそらく人キロ単位だろう)大西洋路線にとって大打撃だし、アメリカの航空会社の株価と原油価格が暴落(はいいすぎか?)したのも当然であろう。

成田空港では、1日30便以上ものアメリカ本土からの便全てで、係員が機内検疫をやるという前代未聞の事態である。鳥インフルエンザの時もアジアからの便に対してそれほどの処置は取られなかった。
NWやUAの到着便ラッシュには対応できたのだろうか?TVニュースによると、乗客が機内を離れるのが30分ほど遅れたらしい。航空会社や空港会社のサイトの発着情報では、着陸時間ないし、スポット到着時間(成田の基準はどっちだったか不明)しか分からないので、詳細は不明である。NWの北米線なんて半分以上の客がアジア以遠権路線に相互に乗り換えるのだから、日本に入国しない彼らは検疫を受けても無駄である。乗り継ぎが危なくなる可能性が出てくる分、デメリットである。おそらくそのような航空運輸の事態を、検疫当局は知らないものと思われる。
NHKでは最初に到着したらしいデルタのアトランタ線(まだNY線は開設されていない)が出ていたが、アメリカ人のビジネスマンと日本人出張客ばかりのような様子だった。

確かにメキシコから日本への直行便はアエロメヒコが週2便、JALがバンクーバー経由で2便なので、多くの乗客はアメリカ、カナダ経由で乗り換えていると思われるので、適当な措置であろう。
ただしハワイ線は対象外らしい。アメリカ、メキシコ、カナダからのUA、NWのチケットはわずかな追加額でハワイ経由にすることが可能なので、そういう客はいないことはないだろう。ただしメキシコから帰るのに、アメリカ本土に行ってからさらにハワイに回るのはマニアだけだろうから、無視していいということだろうか?
話を戻すと、カリフォルニアの実態が気になるところである。サンディエゴとティファナの国境審査が厳しくなったという話も聞かないし、隣の県のようにメキシコと人々が行き来している。国境で水際作戦なんて無理だろう。

余談だが、実は5年前に厳しいマイル修行の旅で疲れて、風邪っぽい状態でアメリカから帰国したことがある。サーモグラフィーで調べられたら、まずかったかもしれない。
そのときの旅程は以下のようであった。

1日目 成田→ロサンゼルス 市内観光 ロングビーチ観光 空港に戻る
2日目 未明にロサンゼルス→メンフィス(WCで朝食)→マイアミ  午後に市内観光、メトロレール・新交通システム(何と無料)完乗(市内 泊)
3日目 マイアミ→デトロイト→ボストン 午後にボストン美術館
4日目 (ハリケーンで東海岸、中部がめちゃくちゃな中で帰国)ボストン→デトロイト→(機内泊)
5日目 →成田
このころはどんなに短時間のフライトでも、NWの国内線ファーストでは食事サービスがあったし、座席はUGで楽だったが、昼間の日程がきつかった。


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