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サマータイムと日本人の時間意識 [海外事情]

私はサマータイム導入論に賛成である。
現在の日没の時間の早さは、日本が世界の常識から外れているものの最たるものだ。

九州はともかく、東京の日没時間は先進国の都市では早すぎる。以下のサイトで一目瞭然に世界の日照時間が分るが、東京だけおかしい。北極近くでもないのに、4時台に明るくなって、7時台に日没なんていう都市はない。あえて言うと、日本に似ているのは中国の沿岸部くらいだ。
西欧でもアメリカ東海岸でも中東でもロシアでも南米でもそうだ。
パリ(欧州大陸の西のはしに近いから)などは夏は10時ころまで明るい。
赤道近くの低緯度の地域の場合の話は別であるが、日本は熱帯ではない。
http://www.sunrisesunset.com/
このサイトで世界の主要都市の毎日の日の出日の入りの時間が分かる。

世の人の寝ている間に明るくなり、活動時間に外が暗くなるのは、日本人の深層心理に何らかの悪影響を与えている可能性がある。鬱病と自殺率の高さと関係があると思う。
鬱で不眠の時に、外が未明の4時ころ明るくなったときの絶望感は異常。仕事が終われば外は暗くなるというのも、酒を飲む以外の余暇の過ごし方を知らない社畜を作るだけだと思う。


反対派の言い分
・サービス残業で労働時間が延びるだけ。
→それなら逆に日の短い冬はサービス残業がなくなるはずだが、そんなことはない。明るいからといって残業するような所は、暗くても事態は同じだ。日照時間くらいで残業するような駄目な職場には、監督署立ち入りなどの荒療治しか解決策がないだろう。
・コンピュータープログラム、時計など社会生活のあらゆる面で調整が必要となり、対応コストが莫大。
→欧米諸国で出来ていることが日本で出来ないはずはない。彼らの言うプログラムはCOBOLとかで書かれていて、きっとパンチカードに記録されているのだろう。さぞ低性能で、対数変換とかしまくらないと計算処理が終わらないのだろう?
・かえってエネルギー消費が増える。
→コンビニを夜中に閉店しても消費電力が変らないように、大して意味はないと思う。

大事なものは日本国民の深層心理の問題である。環境対策は二の次の問題だ。自殺者史上最高の状況の打破のために必要なことだ。

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アメリカ車は日本でなぜ売れないか? [海外事情]

日本で売れないのが信じがたい。それだけ販売網が弱く(悪徳業者が多く)、マーケティングが出来ていないのだ。

燃費も大きさ、排気量を考えればけっこういい方だ。巨大なリンカーンタウンカー(4600CC 長さ5.5m 幅2m 重さ2トン)でも郊外走行、高速道路ならリッター10キロ以上走る。しかもオクタン値87のガソリン想定で246馬力もある。日本車でレギュラー仕様で200馬力以上の車は稀である。
4ATのゆるゆる仕様でこれだけの燃費を出せるフォード、GMの潜在的な技術力は相当のものだ。同じエンジン(より高出力にはなっているが)のエクスプローラーV8は6ATのおかげでさらに燃費向上が図られているらしい。
同じような走行パターンでもコンパクトカーや軽が果たしてリッター15キロ以上走るかは疑問だ。燃費志向だというゴルフTSIがハイオク仕様でリッター13キロしか走らないのは失笑ものだ。

たぶん日本でアメ車の高級セダンが売れない悪循環は、以下のような理屈であろう。
(よくアメ車はデカイから売れないというが、地方都市なら郊外化が進んでいるので、あのサイズでも何らの支障はない。だいたい地球環境の許す限り、車は大きい方が殆どの面で良い方向へ影響する。いまどきの日本車は輸出前提に作っているので、サイズもけっこうアメ車に近づいている)

(1)新車で売れない

(2)ディーラーがメンテナンスなどの採算を取るために北米に比して新車販売でぼったくり価格を設定する

悪徳業者がボロボロの中古車をアメリカから並行輸入して、メーターをまきまきし、一見お手ごろの価格で売る

それらの並行中古車がすぐに壊れる

アメ車は壊れると悪評が流れる

中古車価格が崩壊する

ディーラーのまともな中古車も相場が下落する

キャデラック地獄、リンカーン地獄となり、新車で買っても根落ちが激しくなる
  ↓                ↓
ディーラーが増えない       (1)に戻る

悪徳中古車屋が増えて、DQNをターゲットにする

アメ車は不良の車というイメージが広がる。
(キャデラックやリンカーンのセダンは所ジョージが乗る車ではなく、地域社会の成功者がスーツを着込んで乗るもの)

一般人には売れなくなる

最初に戻る

(2)についてだが、悪循環を解消するために、90年代の円高の時代に徹底的に値下げして、アメリカ本土並、ライバルの日本車並の戦略的価格にしたことがある。
この時代には、最高級のキャデラック ドゥビルが500万円台、マスタングやカマロが200万円台前半、ジープチェロキーが200万円台だった。
それでも大して売れなかったし、そこそこ円安になったので、キャデラックで800万円程度、マスタングが400万円というボッタクリ価格に戻ってしまった。
(イギリス車の割安ぶりはもっとひどかった。ベースのホンダ車に合わせて、ローバーはホンダ車並の価格で、それ以上に豪華な内装の車を日本で販売していた。本皮シート、本木目パネルのセダン(実はシビックベースだけど)が160万円くらいで売っていたのである。V8エンジンのランドローバーディスカバリーが300万円で、同程度のパジェロの5ドアより安かった。ポンド高の今はこれらの車の値段は当時の倍以上になってしまった)

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