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内外価格差二つ ハロッズ商品 [海外事情]

三越のハロッズショップ
http://www.mitsukoshi.co.jp/spcl/harrods/

調べてみると、ポンド安の時代にちっとも円高還元しておらず、ぼったくりであることに気づいた。3年ほど前、1ポンド250円近くになったばかりの時は、ほとんど内外価格差がなく良心的だったのだが、その後に収支改善のために値上げしてしまった。昨年の金融危機で、ポンドが対円で半分以下(最低で117円。今は140円強)に下落しても、円高還元しないのである。
まあ値上げしても売り上げが減るようなものでもないし、値下げしても倍売れることもないということだろう。
欧州大陸のブランド品や輸入車のほとんどは円高還元の値下げをやったのに、なぜかもっと円高の恩恵のあるイギリス商品はあまり値下げされない。

わかりやすい例を挙げると
・125グラム入りの缶の紅茶6.99ポンドが1890円
・イヤーベア20~25ポンド(年によって違う)が6850円
(1ポンド140円で計算してみよう)

関税がなく、イギリスの高い付加価値税(時限で値下げ中だけど高い)が日本ではかからないから、かつてのような低価格は実現できるはずなのだが。 前者の日本価格の推移は不明だが、後者の熊のぬいぐるみは1ポンド250円時代に5000円だった。ポンド高対策で現行価格に値上げしたものを、ポンド相場暴落後も値下げしていないのである。
しかもイギリスの実情は、旅行に行ってみたら全く違っていた。
今年末のイギリスは付加価値税値上げ前の駆け込み需要と業界の一大バーゲンで国中が祭り状態である。クリスマス後のバーゲンでハロッズの本店は年末のアメ横か初詣並みの大混雑であったし、ハロッズベアは2個20ポンドのたたき売りをやっていた。
紅茶もヒースロー空港の免税店では時限で5.6ポンドかに値下げされていた。

三越の海外品商法は西武百貨店のイケア騒動とは違って、良心的だったはずだが、伊勢丹との統合で利益主義に転じたのだろうか?
(西武はIKEAを独占して輸入していた時期があり、勝手に組み立てて、「北欧の上質な家具」として割高な価格で売っていた。)

消費者の自己防衛の手段としてはイギリスに旅行に行った際に大量に買い込んで、自分用と土産用にばらまくしか手がなさそうである。
(オークションで転売が成立するほど単価が高くないところが、強気の商法を許しているのか?)

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