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危険なタクシー専用車を禁止せよ 大型タクシーのすすめ [自動車]

(再録)
日本における現状はひどいものである。20年ほど前の古いプラットホームで作っており、5ナンバー枠の制限内で作られているので、衝突安全性はなきに等しい。
しかもスペース効率はそれほどいいとは言えない。背の高さで何とか誤魔化しているが、車内長さは今時の軽自動車以下である。乗り心地も化石のような安サスペンションで悲惨。
取り柄といえば、FRで小回りが利くことだけ。(E36までのBMW3シリーズなんて、それ以上に小回りできたけどね)
消費者訴訟の盛んなアメリカで売ったら、トヨタ・日産や各タクシー会社は莫大な賠償金を請求されて、お陀仏だろう。

http://lm700j.at.webry.info/200706/article_25.html#comment

根本的な原因は、各地のタクシー協会の談合規定で東京以外では3ナンバー車だと大型扱いになってしまうこと。厳密に適用すると、シビックやアクセラでも大型タクシーになってしまう
仙台駅には珍しく大型乗り場があるが、止まっていたのは先々代のクラウンロイヤル激安仕様だったのには意気消沈であった。それでもクラウンコンフォートでないだけ、ましである。
国際的に通用する普遍性を持った高級車が使われる大型乗り場を率先して使おう。最低でもティアナかクラウンロイヤルクラスは保証されている。うまくいけばベンツやシーマ、セルシオクラスに普通に乗れる。料金も普通の中型と1割も違わない。
伊丹空港のJAL側到着ロビーにも大型タクシー乗り場があるが、普通の中型とごちゃ混ぜになっていることも多い。
大型乗り場が比較的ちゃんと運用されているのは私の知る限り、日本であと2カ所である。新幹線側であまり利用されない京都駅八条口はJR東海の管理であり、タクシー乗り場はやや閑散している反面、大型乗り場があって、適正に運用されている。福岡空港の第2ターミナル(旧国際線ターミナルの第3側にはない)にも大型タクシー乗り場があり、セルシオやティアナなどの個人タクシーが止まっている。

(話は脱線するが、伊丹空港のJAL側到着ロビーのハイヤー乗り場にたまに止まっている巨大なFRキャデラックリムジンは何だろう。田中康夫が十年前から言及しているように、存在自体が謎。誰かを待っているわけでもなく、いつでもいる。どういう人が利用するのだろう?そもそも運行会社は?)
これが東京だと個人タクシーの競争が激しく、ティアナとかも堂々と中型で営業できる。東京と地方の差は大きい。

ところが国際規格になってしまった国産セダンに5ナンバーが貴重。いちおうFFだとプレミオ・アリオンとかブルーバードシルフィー(マーチのプラットホームだけど)などがあるが、FRだと二十年前のプラットホームを使うしかないのである。タクシーだと小回りのよさが必要だと運転手たちは主張するだろうが、それは5m台であればUターンもどうにかなる。現状の小回りのよさと幅の狭さに甘えて、運転手の技量が低空飛行しているだけである。
ここで厳格に安全基準を適用して、タクシー用に現行の乗用クラウンを分けて欲しいものである。
値段が高すぎてタクシーに採用できないということもなかろう。パトカーならばゼロクラウンのパトカー仕様がある。エンジンは中国輸出用の非直噴仕様として耐久性を重視し、内装装備の簡素化で200万円台前半の価格を実現している。これをタクシーに転用して欲しいものである。

日本の悲惨なタクシーの現状に比べると、標準が最終型サニー、カローラの中南米や東南アジアの方が進んでいる。日本は途上国以下である。中国だって、北京あたりなら、排ガス規制対応の最新型の韓国車であり、地方でもVWサンタナ・ジェッタか豪華仕様のシトロエンなどである。操縦性、安全性共に中国人民の方がめぐまれている。

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