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日本エアシステム回顧 [航空]

JMS(ジャスマイレッジサービス)って、今から考えると驚異的なプログラムだったと思う。当時のヲタはNWのワールドパークスに貯めていた人が多かったようなので、意外と知られなかったけど、かなりマイルが貯まりやすかった。使い勝手もよかった。

・スーパーシート搭乗で均一300マイル、レインボーシート(今のクラスJの前身みたいなもの)で何と200マイル加算だった。
・幹線ボーナスマイル20%なんてものもあった。
(高需要ローカルに次いで、末期には怒涛の勢いで幹線を増便していたので、実は使い勝手は旧JALと同レベルだった。東京-伊丹線でも10往復もあった)
・したがって東京ー小松でも、キャンペーンがあったりすると、一搭乗あたり1000マイル以上貯まったりした。ステップアップとかのときは更に貯まった。
・提携のNWが格安航空券でも70%加算、正規割引でも100%加算だった。KLに至っては格安100%加算と、日系航空会社とは思えない加算率だった。
・短距離国内線の特典航空券が均一10000マイルで取れた。
・中国路線のビジネスクラスの特典航空券が取り放題だった。(というか旅客がほとんど皆無だった)
・詳細が不詳だが、JASカードのゴールドカード(ニコス提携)の旅行保険、マイル加算率が常軌を逸していたらしい。保障はプラチナカード並、100円2マイルだったとか。

全体に営業政策が、中程度の旅行好きに向けられていた。ステップアップマイルとかバースデー割引とかといった類である。

JGC・SFCを目指す修行僧というのは皆無に近かったため、長距離路線のウルトラ割引(超割、バーゲンフェアに相当)も予約が入りやすかった。値段は確か路線により7000~10000円くらいで、最低額は当時のJAL並で、最高額はANAの当時の10000円均一に合わせてあった。期間限定でなく、月曜・火曜の全ての日にウルトラ割引が設定されていた。
だが普通の運賃はあまり戦略的に組まれておらず、地方路線ではJALの特割の方が安いことが多かった。
末期に怒涛の勢いで増便された伊丹線には力が入っており、殆どレインボーセブンだったし、朝一は何と9000円だった。

沖縄線のSSは搭乗率も低く、人の目を逃れたい芸能人などには人気があったらしい。あるとき貸切に近い状態(残りの乗客は爆睡)で搭乗したことがあるが、その時のサービスの良さといったら、JALなら国際線のファーストクラス級だった。


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