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八重洲ブックセンター本店の使い方 [書店]

従来は1Fの純文学(意外と品揃えがちゃんとした大型書店は少ない)の文芸書の品揃えが充実していること、丸善、紀伊国屋とは別の系統で洋書(8F)が充実していることくらいしか美点を見いだせなかったが、今回はけっこう評価を上げる結果となった。
ここは人文科学関係の専門書ではジュンク堂に太刀打ちできないが、工学関係はなかなかだし、一般書にも池袋のリブロとは別の意味で筋のある品揃えをしている。
もっともポイントを上げる結果となったのは、中二階の喫茶店のサービス券の存在。店舗案内のページには書いていないのは、宣伝下手だと思う。
http://www.yaesu-book.co.jp/ybc-shops.html
八重洲ブックセンター本店については、これが詳しい。
http://www.inax.co.jp/publish/store/030_tokyo/d_000489.html
4階までしか売り場がなかったときでも売り場面積日本一だった期間があるのは有名である。現在の三省堂本店ができた
8階まで増床されたことを知らない人が多いのに驚く。書店の面積統計は古い資料を前提に議論する人々が多いのは困ったものだ。これを読んでいるあなたも、紀伊国屋の新宿本店より新宿南店が広いと思っていませんか?
実はジュンク堂の新宿・池袋店が2000坪くらいだから、八重洲ブックセンターと大差ないのである。

15000円以上の購入で、中二階の喫茶店でメニューから何でも1品頼めるサービス券をもらえる。当日以外の利用もOKで、1ヶ月有効。
15000円というと、高いと感じるかもしれないが、専門書なら1冊でその大台を超えてしまうことも多いし、ついでに買うべき本というのはどんどん貯まるものである。
このことが載っているブログ。
http://www.makisima.org/wiki/wiki.cgi?MakisimaDiary20061018
www.lieta-cafe.com/weblog/myblog/16554/677624 - 44k

10000円購入で店内の喫茶店のサービス券をもらえるサービスは、ジュンク堂の全店舗でもやっているが、八重洲ブックセンターの方が規定金額は多いものの、4つの理由で有利である。

・ジュンク堂の喫茶店は、池袋も新宿も狭く、場末感がする。
・ジュンク堂のサービス券は3ヶ月程度だが、池袋店の喫茶は夕方に講演会で休業になることも多く、使いそびれそうになる。
・ジュンク堂の券は400円相当に過ぎず、差額を払わないと、紅茶・コーヒーにしか使えない。八重洲ブックセンターは、メニューから何を食べてもよく、800円のクラブハウスサンドセットやパスタ類まで無料で食べることができる。しかもジュンク堂のコーヒー、紅茶は400円を払うのは、やや疑問視すべき内容であるのに対し、サンドイッチのセットはサラダ付きで、喫茶店の軽食にしては重すぎるほどの分量である。割高な空港のレストランなら1300円くらいは取る内容である。
・ジュンク堂は配送無料と選択だが、八重洲ブックセンターは喫茶券と配送を両方選択可能である。

八重洲ブックセンター自体が採算度外視で、鹿島建設の罪滅ぼしのメセナ的な色彩のある店舗だから出来るサービスだろう。しかも近隣のビルに勤務するサラリーマン以外は来にくい立地である。だからこそのサービスだろう。

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