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BMWは素人だまし? [自動車]

BMW(ちゃんとベーエムヴェーと読みましょう)の経営戦略について思うこと。
それは、クラス唯一の直6エンジン(3シリーズ)とかコンパクトFR(1シリーズ)とかプレミアム感を煽るように巧みに宣伝しているが、本質的にはプラットホームの節減によるコスト削減と残存者利益を狙っているだけではないかということだ。
今でこそ1シリーズは「コンパクトなのにFR」といって宣伝しているが、1980年代頭なら「それでどうした!」と同業界からいわれて終わったことだろう。当時はトヨタはスターレットから始まってコンパクトカーからクラウンまで基本的に全てFRだったし、三菱(ランサー)やマツダ(先代までのロードスターは古いプラットホームの使いまわし)もこのクラスのFRのシャシーをもっていた。別に高価なものではなく、FRの小型車は、合理的なFF車を新しく設計しないコスト優先、消費者無視の発想だと言われていた。軽自動車でもFRはそんなに珍しくなかった(当然車内は狭く、後席なんて緊急用。)。だから三菱からは、ミニカスキッパーみたいな車も出た。360cc時代の小さな軽なのにクーペスタイルでFR。後席に果たして大人が乗れたのだろうか。
スターレットなんかは
「設計は古いけど安いし、FRドライブに慣れたい若者にお勧め」
なんかと言われていた。1シリーズはFF全盛の今でこそできたマーケッティングだといえよう。
直6エンジンもそうだ。宣伝では
「コスト優先の発想で他メーカーがFF車と共通化できるV6エンジンをFRの高級車にも採用するが、BMWは優れた振動特性とフィーリングを重視して直6エンジンを作り続ける。日産に続いてトヨタも放棄した道を行く」
といっているが、BMWの本音は
「今更V6のエンジンを生産する設備を作るのは莫大な投資が必要(V6をもっていたMGローバーは放り出してしまったしね。)だし、直6エンジンを作り続けた方が従来の生産設備を使える。車内を広く取るパッケージングには不利だが、何とか工夫すればいい。」
というものだろう。別にアメリカじゃBMWは直6を看板にしてはいない。徳大寺有恒が言っていたように、アメリカではビッグスリーが戦後長い期間をかけて莫大な宣伝費を投じて
「自動車のエンジンはV8が標準。V6はV8の仲間の近代的な優れたエンジン。直6は大衆車でも廉価版に採用される古い設計の安物。直4は安直だけど、燃費がいいし合理的でまあまあだね」
というイメージを国民に植え付けてしまったからである。だからBMWは上級グレードのV8エンジンのイメージを大事にして北米で宣伝している。

別に私はBMWを貶めようとしているわけではない。3シリーズの秀逸なパッケージング(現行は幅が広すぎますが)、7シリーズの大型車とは思えないほど軽快でありながら、重厚な乗り心地を持ったシャシー、木目の巧みな使い方などは他のメーカーがどうあがいても真似できないだろう。アウディーのAWDの安定性と工業製品としての質の高さはすごいが、BMWの軽快さはない。
BMWの内装に比べるとメルセデスやアウディーの内装は本木目などでどれだけコストをかけていても、まだまま田舎くさいだけだ。
内装で対抗できるのはイギリスの高級車と、アメリカの一部の高級車(リンカーンの特別仕様車など)だけだろう。

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霆企浹逞エ縺輔s縺ク

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by 霆企浹逞エ縺輔s縺ク (2018-12-14 18:30) 

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