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もうすぐ六本木ヒルズは天王洲アイル化 [都市]

六本木ヒルズから、コーチすらなくなるとは。
どんどんB級化している気がする。
ゼロハリバートンもヲタ臭がする(自分がそんなことを言う立場か?)
後はけやき通りのレジデンス棟下の隠れ家的高級料理店群だが、住人しだいという気がする。

そもそも高級化したいなら、来場者は絞って、選ばれた者しか入れないような雰囲気を作るべきなのに、森ビルは未だに日銭稼ぎを重視している気がする。(そもそも森ビルにとっては、未だに六本木ヒルズより、バブルの前奏曲としてのアークヒルズの方が高級、正統的との位置づけらしい。会員制クラブ然り)
高級志向といえば、西に転じて、梅田の旧阪神のオービスとか、ヒルトンウェストとかはそうだな。関西私鉄の関連事業の傾向については、しばしば誤解されているが、広汎な大衆向けの阪急と比べて、ここ10年くらいの阪神は極めて高踏的で、しかもそれがけっこう成功していたのである。よく分る例が、新阪急ホテルとリッツカールトン大阪、あるいは阪急交通社と阪神トラベル(実は電鉄の直営事業)の海外ツアーの対比である。

そういえば「現代の悪の巣」、ではない中央のタワーで働いている人の平均年収は300万円くらいらしい。新興(ブラック)企業なんてそんなもの。
丸の内辺りのボロいビルの方がよっぽど中年サラリーマンだらけで平均が高そう。それじゃ高級品は買えないわな。
だいたい見た目の年収はそこそこでも、旧い大企業は外に見えない福利厚生が充実しているから、月に10万円くらい余剰金が生まれる。だいたい東京勤務で独身寮があるないで、7・8万円は浮く。そういう金で若者に新車が売れていたんだろう。新興企業や外資にはそれがない。(おまけに、いつ失業するか分らないから、なけなしの金を使い切るわけにはいかない)
六本木ヒルズは、消費不況の日本の縮図のような気がしてきた。

給与が安いことで言ったら、銀座辺りの高級店やギャラリーの人もそうなんだが、彼ら彼女らはNEET呼ばわりされたくないから、ただ働きでもと働いているのであって(大手百貨店や一流ホテルは実はそう。男女とも生活に不自由しない身分で、行儀見習いに勤めているだけ。百貨店によっては、外商顧客の半分が従業員とその家族一族だとか)、給与を貯金するどころか、社会人になっても実家の援助を受けていることが多い。
平日のちょっと高級な銀座ランチ(1000円~3000円くらい)は、近隣の店舗の従業員で、ちょっとずれた時間(1330以降とか)に混んでいることがある。意外と有閑マダムは家事があるのでランチの時間は早く、早々に家に帰る(家事はお手伝いさんこと、女中が全てやってくれるなんて層は別の行動パターンだけど、それは5000円以上のランチのはなし)。普通のOLやサラリーマンは日常にこんなに金をかけないし、短い昼休みに悠長にそんな昼食をとっている時間的、精神的余裕はない。

今、六本木ヒルズで何が起きているのか
http://www.k-tayk.com/archives/558092.html

新店舗
http://www.roppongihills.com/jp/helpdesk/renewal2008.html
閉店リスト
http://www.roppongihills.com/jp/shops_restaurants/2008/close/index.html

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